アニメ この世界の片隅に・庶民から視る戦時中の生活
この物語はテレビドラマと、アニメ映画両方を視ました
アニメは劇場で観ました
ドラマもアニメ映画どちらも主人公の味が生かされ
視る者を感動の世界へ誘ってくれます
テレビドラマの方は、アニメ映画と違い、放送時間は長く
恐らく、全9話だったと思います
コマーシャルを外すと、正味放映時間は1話45分ぐらい
それの全、9話ですからおおむね放映時間は、約400分ぐらいです
アニメ映画は120分
アニメは、休みなく一気見ですから、その分ストーリーが解りやすく
面白く、最後は、ほのぼのとした雰囲気にさせてくれます
戦争アニメ映画ですが、何処かユーモアが有り
終戦後の悲惨さは有りますが、その分一般市民の
活力あるしたたかさが溢れ、何処かほっとさせてくれます
半面、テレビドラマでは、映画では描き切れない部分を
丁寧に撮影していますから、見応え十分です
結論から言えば、アニメ映画もテレビドラマもどちらとも面白いです
ストーリー展開はどちらも同じですが
どちらかを、後先に視ても文句なしに楽しく視聴出来ると思います
おおまかなあらすじです
主要な舞台は広島市ではなく近隣の軍港・呉に設定されています
昭和9年(1934年)1月、広島市江波で少女時代を過ごした主人公の
浦野すずは、想像力が豊かで絵を描くのが上手く、自分が体験した出来事を
想像の世界の、漫画のような作り話にしてしまう才能の持ち主です
小学生のすずは海苔を届けるお使いで、広島市中島本町に行く途中
「ばけもん」にさらわれます。すずは、ばけもんの背中の籠の中で
見知らぬ少年・周作と出会い、
すずは機転をきかせ、ばけもんを眠らせて周作と逃げ出します
それは夢とも現実ともつかない出来事でしたが、物語はここから始まります
太平洋戦争中の1943年(昭和18年)12月
18歳の浦野すずが草津の祖母の家で海苔すきの手伝いをしていると
突然縁談の知らせが来ます
急ぎ帰宅したすずが見たのは、呉から来た北條周作という青年でした
U-NEXT<ユーネクスト>
翌年2月、呉の北條家でささやかな結婚式が行われ
すずの新しい生活の始まりです
すずは周作とどこかで会った気がしますが思い出せません
傍目には不器用で、いつもぼんやりしていて危なっかしく見えるすずですが
北條家でも失敗を繰り広げています
義理姉径子の娘である姪の黒村晴美には懐かれます。
すずは持ち前のユーモアと生活の知恵で
食料難の日々を乗り切り、
次第に北條家やその近所の人々に受け入れられていきます
その内、戦局が厳しくなって来ます
高台にある北村家から、空襲を受ける呉軍港が見えるます
そんな折、スズの住む家にも焼夷弾が
スズの必死の消火活動のお陰で、家の消失を防ぎます
終戦後、落ち着いた頃に広島市内にやってきたスズ夫婦は
スズになついてくる戦災孤児らしき少女を連れて家に帰ります
家では、最近亡くなった義理姉の娘、晴美を思い出し家中一気に明るく
なり、シラミだらけの娘を風呂へ
義理姉は、亡くなった娘の洋服を取り出し、着れるかしらと嬉しそうに
このアニメ、悲惨な戦争を描いていますが主人公のほのぼのした
性格のせいか、何処かほっとした雰囲気を醸し出しています
主人公のすずの声は
女優ののんさんが勤めています
ゆったりした語り口が、アニメのすずさんによくマッチして
全体の雰囲気を盛り上げてくれています
のんさんは女優だけでなく、声優としても素晴らしいです
この映画皆さんに是非一度は見て欲しい作品かなと思います