Mother 子役の名演があってのドラマ・秀作です。芦田愛菜、松雪泰子、あらすじ

『Mother』(マザー)は
2010年4月14日から6月23日まで、日本テレビ系で放送された日本のテレビドラマ
完全オリジナルストーリーで脚本の坂元裕二による書き下ろし作品です

現代において「母性と言われているものは何か」をテーマにした
社会派サスペンス作品です

海外において幾つもリメイクされており、それぞれ多くの評価を
受けています

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松雪泰子 主演
高等学校在学中の1989年、雑誌『MEN’S NON-NO』のオーディションに応募し
「第1回メンズノンノ・ガールフレンド」に選出され、モデルとして活動
2006年公開の主演映画『フラガール』が大ヒット
2010年主演ドラマ『Mother』
で第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞受賞
その他受賞作多数
日本を代表する女優の一人となっています

芦田愛菜 準主役
5歳の時、『Mother』の書類審査で7歳に達しておらず
参加資格がないために一度落選します
所属事務所から「駄目もとで良いから」とオーディションを受けたところ
「台詞・質疑応答」が明らかに他の子供とは異なり(台詞回しに「上手さ」
とは違った独特の癖があり、面白い演技をしていた)ことから
キャスティングが内定しました
芦田のキャスティングが決定し
脚本家が芦田の話し方により合う形で脚本を一部変更しました

あらすじ
鈴原 奈緒(すずはら なお)〈35〉
主演 – 松雪泰子

鈴原家の長女。室蘭市の大学で渡り鳥の研究をしていましたが
施設の閉鎖により小学校の教諭となります
これまで渡り鳥以外のことに興味・関心は無く、対人的に無愛想で冷たく
人と関わることや会話、子供の相手を苦手としていました
また10年以上東京の家族と離れて北海道に住み、
妹芽衣の結婚式に欠席の意思を示し、母親の籐子からの電話には出ない
など家族とも距離を置いています

5歳のときに母親に捨てられ、7歳になるまで児童養護施設で育ち
当時子供のいなかった鈴原夫妻に引き取られて育ちます

産休教師の代理として渋々一年生を受け持つことになります
教え子の怜南に懐かれ、初めは彼女を疎ましく思ったが、
徐々に気になるようになります。
怜南が虐待を受けていることに気付き
後にゴミ袋に入れられ放置されていた怜南を助けたことをきっかけに
彼女の「母親」になることを決意しました

怜南を誘拐し、渡り鳥の一種である鶫から「継美」と名付け
疑似親子として逃亡生活が始まります

逃亡生活の途中、様々な人と関わり、助けられたりしますが
すぐに生活に行き詰まり、家族の助けを借ります

その際、実母とは知らずに望月葉菜と再会します

怜南との生活を続けるうちに、彼女の「母親」になるという気持ちは次第に
確固たるものへとなります
怜南に献身的な愛情を注ぎます

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道木 怜南(みちき れな)《鈴原 継美(すずはら つぐみ)》〈7〉
準主演 – 芦田愛菜

奈緒の教え子。誕生日は2002年8月3日
子供ながらどこか現実的な言動をしたり冷静な態度を見せます
学校からは変わった子と認識されています

自分の好きな物をメモ帳に書き
「すきなものノート」として常に持ち歩いています
仁美や愛人の真人から虐待を受けながらも耐え
まともな食事を与えられない栄養失調が原因で
小学1年生にして身長104cm、体重15kg、靴のサイズ16.5cmと
他の子供より発育が遅れています

夜の喫茶店に一人でいる奈緒と会い、懐くようになります
その後、自宅で仁美に叩かれ、ゴミ袋に入れられ夜の屋外に放置されます
怜南は、奈緒によって助けられると
札幌にある赤ちゃんポストに連れて行ってほしいと懇願しますが
「あなたのお母さんになる」と決心した奈緒と共に家を出たのち
「鈴原継美」の偽名を与えます
港で怜南を見かけた漁師に海に落ちたと警察に連絡され
行方不明事件として報じられたあと死亡扱いになりました

その後、自身もこれかは、「鈴原継美」として生きていく決意します
仁美のことは「ママ」、奈緒のことは「お母さん」と呼びます

このドラマは2人の逃避行から始まり
ハラハラドキドキの連続で
幼い子供(芦田愛菜)の名演がこのドラマを引き立てます
わき役には実力俳優が脇を固め、ドラマを素晴らしい物と
していきます

ドラマは胸を掻き毟られるような場面が随所にあり
手に汗握る場面もあります

日本ドラマに良くある、場面を茶化す場面が有りますが
その様な要素は一切なく
最後まで幼い親子の愛情劇がリアルに描かれています

ドラマの展開は最後まで目を離す事が出来ず
心温まる最終話へと繋がっていきます

始まりは、奈緒が赴任した小学校で、クラスを任される事となり
そのクラスの生徒怜南になつかれる処から始まります

逃避行を続けるうち
偶然、実の母親と再会し
この母親の元での生活が始まります

何とか平和な生活をと画策しますが、その途中で警察に捕まります

終盤では、実の母親が何故奈緒を捨てたのかその真相が明らかになり
その後奈緒は、母親の死を看取ります

途中何度も胸を掻き毟られるようなシーンが有りますが
最後は、心温まるシーンで終了となるのが良かったです

このドラマ、まれにみる名作ドラマかと思われます
手に汗握りながら、皆さんにもぜひ視聴してもらいたいです

何度視ても面白いです

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