ゼロ・グラビティ (映画)
『ゼロ・グラビティ』（原題：Gravity）
監督 アルフォンソ・キュアロン
2013年に公開された、宇宙を舞台にしたSF・ヒューマン・サスペンス映画です
同年8月27日より開催される第70回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング作品に選ばれました
キャスト
ライアン・ストーン - サンドラ・ブロック
マット・コワルスキー – ジョージ・クルーニー
宇宙で起きたアクシデントにより、最後に残った一人が地球に帰還
するまでのSFサスペンス映画です。
アメリカの宇宙ステーションで作業中
宇宙のごみ化したロシアの人工衛星爆破により、その破片が宇宙空間で作業する
アメリカの宇宙飛行士達に襲い掛かります。
宇宙ステーションの外で作業していたクルーに、破壊された人工衛星の破片が
襲い掛かります。
何とか直撃の難を逃れた、3人の屋外作業員
９０分後に再度の破片の襲来を予測したクルー達は急いで自国の宇宙ステーションに
逃げ込みますが、ステーション内のクルー達は破片の直撃に会い、全員亡くなっています
自国の衛星での脱出を諦めたライアンはマットの誘導の元、近くのロシアのステーション
から地球に帰還する事を提案しそれに従います。
コードに絡まれながらなんとかロシアの宇宙ステーションにたどり着きましたが、たどり着いたのは
ライアン一人です。
ステーション内の手引書を見ながら脱出を試みようとしますが、火災が発生します。
何とか火災を食い止め、このステーションからの帰還も諦めます。
遠く離れた位置に中国の宇宙ステーションが存在します。
何とかそこまでたどり着けると、地球への帰還が出来るかも知れません。
ようやく中国の宇宙ステーションにたどり着けますが、断続的に宇宙ゴミの来襲が在ります。
中国宇宙ステーションのコクピットにたどり着いたライアンは、早速手引書を開きます。
そこには漢字で書かれた手引書が
取り扱いはロシアのと同じと聞いた言葉を思い出し、ロシアのコクピット行った手順で
操作していきます。
居住区を切り離し、帰還へ向かいますが、悪くすると焼け死ぬ事を覚悟しボタンを押します。
切り離した各部の機材は燃え尽きて行きますが、ライアンの乗ったコクピッドの部分のみが
何とか焼け残り、着陸のためのパラシュートが開き無事着水します。
沈没の恐れが在った為、自らハッチを開き水中に逃れたライアンは、水中で一人
宇宙服を脱ぎ何とか陸地にたどり着きます。
長く宇宙に居た人は、重力の有る地表では中々一人で立ち上がる事は出来ません。
暫く波打ち際でさまよっていたライアンは少し続つ起き上がり
両足で大地をかみしめます。
この宇宙物サスペンス映画の登場人物は３名と地上のアナウンス。
そしてステーション内で死体となってさまよう２人のみの出演です。
殆どのシーンはライアン一人のみの出演です。
たった一人で宇宙空間の恐怖、宇宙ステーション内での火災との格闘。
観客を一人で画面へと貼り付けさせます。
この様な宇宙物だともっと多くの出演者と地上スタッフとのやり取りを感じさせますが
それをライアン一人に演じさせています。
ライアン一人で恐怖と緊張がヒシヒシと伝わってくるSF映画でした。
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