沈黙 －サイレンス
上映時間
162分
製作国 アメリカ/イタリア/メキシコ
製作年度 2016年
公開日 2017年1月21日公開
スタッフ・キャスト
監督 マーティン・スコセッシ
原作 遠藤周作
脚本 ジェイ・コックス マーティン・スコセッシ
キャスリン・クルーゲ アンドリュー・ガーフィールド
セバスチャン・ロドリゴ神父 アダム・ドライヴァー
フランシス・ガルペ神父
浅野忠信 窪塚洋介 イッセー尾形 小松菜奈
遠藤周作原作の映画化です
江戸時代のキリスト教弾圧の物語です
本国より派遣された神父の布教活動と
日本の隠れ信者達の交流を描いた作品です
幕府に見つかれば、厳しい詮議の末処刑が待っています
この辺が宗教の恐ろしい所です
自分達の信仰が明るみに出ると処刑される事を解って居ても
自分達の信仰を止める事が出来ません
むしろ、信仰がばれて処刑されてもハライソの世界が待っていると
喜んで死に逝きます
この辺が島原の乱で一番苦労した処だと思います
戦いの先に極楽の世界が待っていると思ってるんですから
死を怖くない戦士が相手なんですから
映画ではキリスト教信者と神父の苦悩と信教の喜びが
描かれています
最後、この神父と信者たちは代官につかまり処刑されますが
つかまった女性信者が神父に
私達はこれで苦役や食に困る事なく幸せになれるんですねと
尋ねる場面があります
それに対して神父は笑顔でそうですと答えています
キリスト教に信仰したからと云って処刑の対象になるのは
むごい事だと思いますが
当時のキリスト教に入信した世界の国々を見ると
最後は、当事国の植民地となり
住民は奴隷の様な重苦に喘ぎ、映画で描かれた以上の
苦しみを味わっています
当時の隠れ信者はどれぐらいか解りませんが
キリスト教の弾圧により、多くの日本国民が守られた事は
歴史的事実だろうと思います
何かのドラマで見ましたが
信仰の素晴らしさを織田信長に説いた宣教師に
信長は、お前たちの船に居る漕ぎ手達は何だと切り替えしています
この漕ぎ手達は、鎖で繋がれた奴隷達でした
当時の、信長及び秀吉、家康と
宣教師達の真の目的を解ってたんですね
戦国時代の大名は、火薬一樽と女性一人と交換し
多くの日本人女性が奴隷として売られていたそうです
この辺ははっきりした自信は在りませんが
日本の昔の武将は偉かったんですね
女性を売って火薬を手にしていた大名より
自分達で苦労して火薬を調達していた武将の方が勝ったのですから
案外、そのおかげで現在の繁栄が有るのかも知れません
でも映画は面白かったですよ
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