アニメ秒速5センチメートルの世界と切ない初恋の思い
原作・脚本・監督 – 新海誠
『秒速5センチメートル』(びょうそく5センチメートル)は
新海誠監督による2007年のアニメーション映画
配給はコミックス・ウェーブ
『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海誠監督の
3作目の劇場公開作品です
キャッチコピーは、どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか
だ、そうです
U-NEXT<ユーネクスト>
題意は「桜の花びらが舞い落ちる速度」
新海誠 監督・原作・脚本・絵コンテ、および演出までを
手掛けた劇場作品で
惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を
「桜花抄」、「コスモナウト」、ならびに「秒速5センチメートル」
という短編3話の連作構成で描かれています
全63分
映画とすれば短編ものかも知れません
連作短編という構成について新海監督は、
「最初に脚本として小説的なスケッチをいくつか書いてみたのですが
そのうちの3本をピックアップしたときに、
登場人物がひとつにつながるなと思ったんです。
そこで連作という形にしました。」と述べています
第3話では、
山崎まさよしの「One more time, One more chance」
のボーカルが流れて、本作のタイトルが出てきます
この手法はのちにエンディング曲がかかるタイミングに合わせて
タイトルが出る『君の名は。』や『天気の子』
にも継がれています
アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」や
イタリア・フューチャーフィルム映画祭
「ランチア・プラチナグランプリ」などの映画賞を受賞しまし
桜花抄(おうかしょう)
「桜花抄」の舞台、映画のポスターにもなった岩舟駅前
東京の小学校に通う遠野貴樹と篠原明里はお互い似通った処が有り
クラスメイトたちのからかいを受けながらも一緒に過ごすことが多かった
だが、明里の父親の仕事の都合で小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校し
それきり会えなくなってしまいます
その後、中学に入学して半年が経過した夏のある日、
栃木にいる明里から手紙が届き、それをきっかけに2人は文通を始めます
中学1年の終わり頃(1995年)に、
今度は貴樹のが鹿児島への転校が決まます
鹿児島と栃木は遠く、
もう明里に二度と会えなくなるかもしれないと思った貴樹は、
栃木まで自ら明里に会いに行く決意をします
しかし、約束をした3月4日、関東では大雪となり
貴樹の乗った列車は途中で何度も停車します
さらに、宇都宮線から両毛線への乗り換えの小山駅のホームで、
明里に直接渡す予定だった手紙を風に飛ばされてしまいます
貴樹は遅れている列車をホームで待ち、
停まった列車の中で運行再開を待つことしかできず、
時間だけが流れていきます
深夜になり、約束の時間を随分過ぎた頃にようやく
貴樹は待ち合わせの岩舟駅に到着すると、
人気のない待合室で明里は一人待っていました
貴樹と明里は雪の降る中、桜の木の下で唇を重ね、
近くの納屋の中で寄り添って夜を明かします
翌朝、明里は駅で「貴樹くんはきっとこの先も大丈夫だと思う」
と言って貴樹を見送る
明里も手紙を用意していたが、貴樹には手渡さなかった
貴樹は走り行く列車の中で、
彼女を守れるだけの力が欲しいと強く願いながら、
いつまでも窓の外の景色を見続けていました
コスモナウト
「コスモナウト」の舞台となった種子島の中種子町
1999年、種子島の高校3年生・澄田花苗は、
中学2年の春に東京から転校してきたクラスメイトの
貴樹に恋をしていたが、その想いを伝えられずにいました
しかも、卒業を間近に控えながら自身の進路も決められず、
趣味のサーフィンでも波の上に立つことができないという
スランプに陥っています
しかし、一つずつできることからやると決めてサーフィンに挑み、
ついに波の上に立つことができました
今を逃せば二度と気持ちを打ち明けられないと思った花苗は、
秘めていた自身の想いを貴樹に告げようと決心します
しかし、想いを告げようとした瞬間、
貴樹から無言の圧力を感じた花苗は告白することができず
貴樹のやさしさを悲しく思いながら帰り道に泣き出してしまいます
そしてその時、2人の後ろで打ち上がったロケットを見た花苗は、
貴樹が自分のことなど見ておらず、
ずっと遠くにあるものを見つめているのを感じ取りました
結局その日の帰り道、花苗は何も言えずに告白を諦めてしまいます
そして彼女は貴樹への想いが一生報われなくても、
それでもなお彼のことがどうしようもなく好きだという想いを胸に、
泣きながら眠りました
秒速5センチメートル
東京で社会人となった貴樹は、
ただひたすら仕事に追われる日々を過ごしていました
それが何の衝動に駆られてなのかはわかりませんでした
3年間付き合っていた水野理紗からは
「1000回メールしても、心は1センチくらいしか近づけなかった」
と言われ(2008年2月2日)
自身の心が彼女に向いていないことを見透かされてしまいます
貴樹も自分自身の葛藤から、会社を辞めます
貴樹の心はあの中学生の雪の夜以来ずっと、
自身にとって唯一の女性を追い掛け続けているのでした
2008年3月のある日、貴樹はふと桜を見に外に出かけ、
小学生時代に毎日通っていた道を歩く
踏切に差し掛かると前方から1人の女性が歩いてくるのが見え、
踏切内ですれ違う瞬間、2人は何かを感じ取ります
踏切を渡り立ち止まり、貴樹と彼女がゆっくりと振り返った瞬間
小田急線の急行列車が2人の視界をふさぎました
列車が通り過ぎると、そこに彼女の姿は在りません
しかし、貴樹は何かを決心したように笑みを浮かべながら静かに歩きだします
この短編3部作の中で
幼い二人の男女が、お互いの心を通じ合いながらも
周りの事情で、遠く離れ離れになって行ってしまいます
心優しく純情な男女の切ない心の葛藤を
描いた3部作
幼い頃の穢れの無いひと時を思い起こされる物語です
たまには、この様な物語で自身の心の洗濯も良いのではと
思わせる作品です
U-NEXT〜日本最大級の動画サービス〜です
31日間無料トライアル実施中!
31日間無料お試し期間があり、ポイントを使い無料でマンガも読め
放送中のスパイファミリー2クール目の配信もされるなど
無料お試しでのお楽しみが充実しているので、ぜひ体験してみてください
U-NEXTは見放題作品数NO.1の動画サービスです。
(※GEM Partners株式会社調べ、2020年7月時点)
とりあえず無料期間を楽しんで
それから以後の契約を決められるのが良いかも
契約解除は
一か月以内でしたら何時でも行えます
映画、ドラマ、アニメなど23万本配信!
※見放題作品21万本、レンタル作品2万本(2021年9月時点)
スマホ・パソコン・タブレット・テレビ、あらゆるデバイスで楽しめる動画サービスです。