戦場のピアニスト、実話、ドイツ人将校・あらすじ

戦場のピアニスト
第二次世界大戦におけるワルシャワを舞台とした
フランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作映画

監督:ロマン・ポランスキー
   ウワディスワフ・シュピルマン (エイドリアン・ブロディ)ユダヤ系ポーランド人のピアニスト
   ポーランドでは名の通ったピアニストだったが、ユダヤ系であるがゆえに
   一家共々強制収容の危機にさらされる。穏やかで繊細

   

 ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉(トーマス・クレッチマン)ドイツ陸軍の大尉
   拠点にした家で、シュピルマンが隠れているのを発見するが、
   そのたぐいまれなピアノの才能に心を動かされ、彼をかくまう

 ドロタ(エミリア・フォックス)シュピルマンの友人ユーレクの妹。ユダヤ系ではない
   シュピルマンとはつかず離れずの関係だったが、
   戦争によりその人生は大きく分かれる。のちにシュピルマンに隠れ家をあっせんすることとなる

 ユーレク(ミハウ・ジェブロフスキー)シュピルマンの友人ドロタの兄
 
 ヘンリク(エド・ストッパード)シュピルマンの弟。気の短い方で
   ドイツ軍のユダヤ人差別に人一倍怒りを募らせている
   他の家族と共に、強制収容所に送られる

 ヤニナ(ルース・プラット)シュピルマンの知り合いのポーランド人歌手
   シュピルマンに最初の隠れ家を提供する。

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2002年公開映画

映画『戦場のピアニスト』は
第二次世界大戦時、ユダヤ人への強制収容が実施されるポーランドを舞台とした戦争ドラマ
実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの壮絶な体験をつづり、
アカデミー監督賞など3部門を受賞しました

第二次世界大戦中のポーランド
ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンは
ラジオ局で演奏を録音していました。しかしその途中で爆撃が建物を襲います
シュピルマンは逃げる途中で、友人ユーレクの妹ドロタと知りあいます

イギリスとフランスがドイツに宣戦布告

シュピルマンの家は資金が尽きつつあり
シュピルマンはピアノを売らざるを得なくなります。また、ドイツ軍の勅令により、
ポーランドでユダヤ人に対する差別が広がってきました
ユダヤ人にダビデの星の腕章をつけることなどが義務化され
ユダヤ人への圧政は日ごとにひどくなっていきます
ついにワルシャワ市内のすべてのユダヤ人が
狭いユダヤ人居住区(ゲットー)に移住しなければならなくなってしまいました

ユダヤ人達が強制収容所行きの列車へ乗せられる中
ユダヤ人警察のヘラーがシュピルマンを助け出します
家族はみな列車に乗せられ、シュピルマンだけが取り残されました

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シュピルマンはゲットー内で、力のいらない仕事を回してもらいながら生き延びていきます
やがてゲットー内で武装蜂起のムードが漂い始め、シュピルマンはゲットーを脱出します

シュピルマンは隠れ家を用意して貰い隠れ家で生き延びていましたが、
食料の供給が滞ってきました
食料を届けてくれるはずだった人が、援助の金を着服していたのです
栄養失調になったシュピルマンでしたが、ドロタ達のおかげで一命をとりとめます

その後廃墟となった街で
シュピルマンはある家に忍び込みますが、食料調達の途中
ドイツ軍の将校・ホーゼンフェルト大尉に見つかってしまいます

シュピルマンがピアニストだと知ったホーゼンフェルト大尉は
近くにあったピアノで彼に弾かせます
シュピルマンの演奏に心を動かされたホーゼンフェルト大尉は
シュピルマンを屋根裏にかくまい、食料を差し入れるようになります

ドイツ軍は、街から撤退することになり
ホーゼンフェルト大尉はシュピルマンに最後の食料と自分のコートを渡し出ていきます

Hulu<フールー>

街にソ連軍が進軍して来ました
シュピルマンはドイツ軍のコートを着ていましたがポーランド人であることが解り助かります
ドイツが敗れ、戦争は終わりました

戦後、シュピルマンは再びピアニストとしての活動を再開します

この物語は実話に元ずくものです
シュピルマンという人は収容所に行くことなく、何度も人に助けられ、生きて戦後を迎えました
幾多の危機を乗り超えています
別に暴力に訴えて生き延びた訳ではありません
何か目に見えない力が働いたのかも知れません

私はこの映画、テレビで鑑賞しました

毎日が地獄で生きた心地もしない、
想像も出来ない生活の様子が描かれています

シュピルマンを助けたホーゼンフェルト大尉が
シュピルマンに助けを求めますが、連絡するつてが無く収容所で亡くなります

シュビルマンとホーゼンフェルト大尉、
何処が違ったのでしょうか

戦争の悲哀です

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