2022年製作/150分/G/日本
配給:ギャガ
監督 李相日
原作 凪良ゆう
脚本 李相日
配役
家内更紗 広瀬すず
佐伯文 松坂桃李
中瀬亮 横浜流星
谷あゆみ 多部未華子
他
あらすじと感想
2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうのベストセラー小説を
「怒り」の李相日監督が広瀬すずと松坂桃李の主演で映画化しました
ある日の夕方、雨の公園でびしょ濡れになっていた10歳の少女・家内更紗に
19歳の大学生・佐伯文が傘をさしかけます
両親を早くに亡くした更紗は伯母に引き取られて暮らしていますが、更紗は家に帰りたがりません
文は、雨に濡れながら家に帰りたがらない少女に、傘を差しながら、家に来ると尋ねると
首を縦に振る少女を自宅に連れて帰ります
更紗は叔母夫婦にお世話になりますが、その子供の性暴力に何もする事が出来ず一人悩んでいました
叔母夫婦に助けられた以上、その子供の性暴力を訴える事が出来ず
そのまま2カ月を文の部屋で過ごしました
やがて文は更紗を誘拐した罪で逮捕されます
“被害女児”とその“加害者”という罪名を最初から押し付けられた文は、ロクな取り調べも受けず
少女誘拐と、少女に対する性暴力の烙印を押されてしまいます
更紗は文は悪くないと訴えますが、誰も取り合ってくれません
最も、更紗を助けてくれた叔母夫婦に対して恩義を感じていましたから
その子供からの性被害を訴える事が出来なかった事も、文の罪を認める事となったのかも知れません
結構多いんですよね
この様な警察の決めつけ捜査が
私なんかでもニュースを視ていて、この方無罪じゃないのかなと思ったり
レポーターが、裁判官に、この方たち無罪なんではと問いかけると、最初は自信たっぷりと答えていたのが
事件の矛盾を追求されると、足早に逃げ去って行った裁判官もいました
以後この罪を背負って生きることとなった更紗と文は、事件から15年後に再会する事になりました
更紗は現在の恋人・中瀬亮(横浜流星)と結婚を前提として同棲生活を送っています
又、文には心の傷を抱える文に寄り添う看護師谷あゆみ(多部未華子)が恋人としています
ある日、パート仲間の安西佳菜子(趣里)に連れられてカフェに立ち寄ったところ
マスターらしき男を見て思わず息を呑みます
その男は、かつて自分を誘拐した佐伯文(松坂桃李)でした
やがて更紗の脳裏に、15年前に文と出会って彼のアパートで過ごした日々が蘇りました
父を亡くして母にも去られ
伯母の家に引き取られた更紗が公園でびしょ濡れで佇んでいたところ、19歳の大学生・文が傘をさしてくれました
伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲んだ文は、更紗を部屋に入れてそのまま2カ月間一緒に過ごした日々
そこは、伯母の家で孤独と苦痛を感じていた更紗にとって
初めて得た心の底から安心できるかけがえのない場所でした
しかし文は更紗の誘拐罪で逮捕され、文は“誘拐事件の加害者”
更紗は“傷物にされた被害女児”というレッテルを張られてしまいました
でも本当の事は言えませんでした
再会後、店にたびたび立ち寄る更紗
そんな更紗の行動の変化に気づいた亮は、彼女の行動をチェックするようになります
一方の更紗も、文の傍らに寄り添う看護師・あゆみ(多部未華子)の存在に気づきます
更紗は、文も幸せを掴もうとしていると思います
そんな時、更紗の心を掴めないでいた中瀬亮は、現在の文の生活をネットに流します
その頃更紗は
パート仲間の安西佳菜子から、自身の遊びの為に暫く娘を預かって欲しいと頼まれ仕方なく娘を預かります
ネットに流れた記事には、現在の文の生活画像や、更紗の画像も
そして、パート仲間から預かった娘の存在も明るみに出ます
この記事を見た警察は、文の2回目の少女誘拐事件としてとらえ、文を逮捕します
この時文の横には、お絵描きを楽しむ少女が居ました
警察は、少女から意見を聞く事も無く、いきなり文をとらえ
少女を無理やり文の元から引き離します
更紗は警察に赴き、少女を保護しようとしますが取り合って貰えず
少女を抱きしめた更紗から、少女を引きはがそうとする婦警に対して訴えます
文は何にも悪くない
私を傷つけたのは他の人物で、私は文に助けられたと訴えますが聞く耳を持ってくれません
この部分の映像は本編から削除された画像集で視ました
又、他の削除された部分では
文の恋人、谷あゆみから、私は一度も文から恋愛的な行為はされた事が有りません
貴女はと問いかけられた更紗は、私も無いと答えます
この辺から、映画冒頭シーンで
母親が、鉢植えした木の成長が悪いと、引き抜いて捨て去るシーンが出てきます
恐らく文には何らかの身体的欠陥があった物の
母親、もしくは両親からなんの医療的診察の無かった事が伺わせます
警察から解放された文は、母親に尋ねます
小さな頃、一緒に植えた鉢植えの木の成長が悪いと云って抜き去った事を
あの時、私の事をどう思っていたのか尋ねると
母親は関係ない事を話し答えようとはしませんでした
暗に、文の少女誘拐事件の元凶は、母親にある様な描き方です
この辺は、はっきりとは描かれてはいません
映画の最期では、文の元に赴いた更紗に対して
文は、突然衣服を脱ぎ去り、暗に私は欠陥品だと訴えかけます
セックス出来ない文と、セックス恐怖症の更紗とのペアが出来上がった瞬間かも知れません
この映画、最初から少し難解な部分が有り、物語に没頭するまでには少し時間がかかりました
恐らく、2~3回見たあたりから本当に理解できる映画なのかも知れません
最終的にはとても面白かったです
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