RISE UP
タイトル
RISE UP ライズアップ
上映時間 84分
日本映画
製作年度 2009年11月21日公開
キャスト
津屋崎航:林遣都…わたる。主人公。
柳沢ルイ:山下リオ…盲目のヒロイン。
梶裕哉:太賀…ひろや。航の親友。
星野淳平:中林大樹
小笠原忍:嶋尾康史
柳沢誠一郎:青木崇高…ルイの兄
石川県白山市にある獅子吼高原を舞台にした
パラグライダーに夢中になる少年と少女の物語です
映画の冒頭はパラグライダーの着陸から始まります
何処かで見慣れた風景だと思って観ていました
カメラのターンアングルの場面で
道標みたいな獅子吼高原(ししゅくこうげん)の看板を見つけ
この映画のロケ地は獅子吼高原だと理解しました
パラグライダーに熱中する高校生・航(わたる)は一年前の自動車事故により
失明した少女・ルイと知り合います
少女は失明のショックから立ち直れず、リハビリセンターには通わないでいます
ルイは航やその親友の裕哉(ひろや)を自分の“盲導犬”として世話をさせることで
しだいに親しくなっていきます
互いに惹かれ始める航とルイの二人
しかし、二人の間には残酷な過去が隠されていました
航達が何も言わなければ明るみに出る事のない事でした
ルイが事故に遭った時航達も同じ事故にあっていました
航達はバイクの二人乗りでの被害者でしたが、航は裕哉(ひろやの)ケガが心配なのと
事故の怖さとで、事故は通報せず、自分達のみ事故現場から離れました
事故の事実を明らかにし、航とルイは離れていきます
本来ならば、事故現場を離れ、連絡の取れる場所にいけたら
真っ先に、警察に通報するべきでした
本来ならば義務なんですけど
本来、単純な青春ストーリーなんですが
ストーリーが単純な分、役者の人物表現が光りました
途中の高原ならではの自然の豊かさや色彩が彩を添えます
若い男女の心の葛藤
この映画余り抑揚なく淡々と物語は進んで行きます
静かな分物語の凄みが増して行くのかも知れません
この若い3人のドラマの最終章が静かに進んでいきます
そこには、若さに溢れる展開が待っていて
最後には清々しさが残りました